主役は企業から個人へ。フリーランスが知っておくべきトレンド
昔のビジネスは生産者が製品をつくり、それを仲介業者が仕入れて販売店に売り、さらに販売店が消費者に販売するという流れでした。
こういうことね。
生産者(メーカー) ⇒ 卸会社 ⇒ 販売会社 ⇒ 消費者
この卸会社と販売会社は仲介業者になります。
仲介業者はこの中にさらに何層も連なっていてそれがコストを上げる原因にもなっていたんです。
でね、今まではこの生産者と消費者の中間にある仲介企業を通さずに消費者に届けることで良いモノを安く届けるというビジネスが成功していました。
例えば、飲食店が農家から直接野菜を仕入れたり、メーカーが自社サイトでネット販売をする、とかそういうことです。
このような仲介業を通さずに消費者に届けるという動きは今後も大きな流れになるのは間違いないです。
ただ、最近は今までのビジネスの流れにはない、新しい動きが出てきています。
フリーランスとして生きていくためには、このトレンドを理解しておく必要があります。
それは、生産も卸しも販売も全て消費者がやってしまう時代になっているということ。
なかなかピンとこないかもしれませんが、実はもう現実社会に表れていて、みなさんが日常で利用しているメルカリもその一つです。
メルカリの出品者はショップのオーナーなんですね。今までは企業が消費者に販売していましたが、メルカリは消費者が消費者に販売できるプラットフォームを作りました。
消費者でありながら、生産者であり、仕入れ業者であり、ショップオーナーでもあるんです。
この流れは個人で商売するフリーランスには追い風です。
今までは企業の下請けしか仕事がなかった人でも、個人の力で食べていけるようになるかもしれません。
メルカリ以外にも企業主体のサービスから個人が主体のサービスへ転換したものがあります。
◼️本、コラム ⇒ ブログ
ブログは個人の考えや物語、ハウツーなどを発信できます。ブロガーは作家にも脚本家にも講師にもなれます。
◼️テレビ ⇒ YouTube
ユーチューバーは個人がテレビ番組のプロデューサー兼ディレクター兼タレント兼編集スタッフ兼カメラマンです。
◼️タクシー ⇒ Uber(ウーバー)
Uberは個人ドライバーと乗客をマッチングするサービスです。自宅で稼働していない車を有効活用できます。
◼️旅館 ⇒ Airbnb(エアビーアンドビー)
Airbnbは余っている部屋を一般客に貸し出して宿泊してもらうサービスです。個人が旅館の経営者になれます。
◼️写真集、ファッション雑誌 ⇒ Instagram(インスタグラム)
Instagramは一般の人をカメラマンやファッションモデルにすることができました。
これから他にもいろいろなサービスが出てくると思いますが、アンテナを張って置かないとスルーしてしまうので日ごろから意識しておきましょう。