バイト師匠の日記

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おさえておきたいマネタイズのタイミングとは?

ビジネスで成功するには、斬新なアイデアや新しい価値の創造、テクノロジーの活用などの要素が必要になります。ただ意外と盲点なのがマネタイズです。どんなに素晴らしいサービスでもマネタイズできないとビジネスとして成立しません。なのでどうやって課金するかはとても重要なのですね。

マネタイズには前課金と後課金の2パターンあります。

前課金

一般的なのは前課金です。サービスを受ける前に料金を払うシステムですね。前課金のメリットは先に課金してもらうので回収の手間がありません。負債の心配が無いのは心理的にも楽です。その反面、お客さんの数が増えないとビジネスが回らないので、値引きしてお客さんを増やそうとする施策をやりがちです。

後課金

もう一つは後課金です。これは始めにサービスの一部を無償で提供して、興味を持った人に課金してもらうシステムです。身近なものでは「マンガの1話無料」です。マンガの1話だけ無料で読んで続きを読みたいと思った人は購入します。無料でお試しができるのでユーザーは購入の失敗リスクを減らせます。初めの利用ハードルが低いので多くの人に利用してもらいやすいです。でもサービスに納得感がないと制約に結びつかないので、サービスレベルが低いものには向いていません。

  

サービスを提供するときは、この2つのマネタイズのタイミングのどちらで行くのかを考える必要があります。どちらにもメリットとデメリットがあるので注意が必要です。

最近はマネタイズが更に細かく細分化されてきているので、いくつか紹介します。

サブスクリプション

今激熱トレンドの「サブスクリプション」はざっくりいうと「定額制」です。音楽の定額サービス「Spotify」や動画定額配信サービス「Netflix」などが有名ですね。このサブスクリプションの流れは家具や飲食業界にも進出し始めています。

クラウドファンディング

聞いたことがあるけどよくわからない人が多い「クラウドファンディング」ですが、これは自分の商品やサービスをネット上でプレゼンテーションして、賛同者に支援してもらえる仕組みです。目標金額に達成したら実際に商品やサービスの事業が開始します。販売前にプレゼンして買いたい人が金額を先に振り込み、そのお金で商品を制作するという流れです。つまり予約販売です。

 

同じサービスでもマネタイズのタイミングや手法を変えるだけで全く別のサービスに生まれ変わることもあります。それくらい課金は大事な要素になってきています。

これからビジネスを開始する予定がある人はどうやってマネタイズするかも考えてみましょう。