6:4で相手を勝たせる交渉術
モノを買う時、お店の商品とお客のお金を交換しますよね。このようにビジネスは常に価値と価値の交換を繰り返しています。価値の交換なので双方にメリットがあるのですが、このメリットのバランスが非常に需要です。
売り手は少しでも高く売りたいと思いますし、買い手は少しでも安く買いたいと思っているからです。
実際に、販売側が実際の商品の価値よりも過剰に良く見せたり、元値を高く設定してセールで安く見せるなどといった、消費者が損をするような手法が横行しています。
以前からこういったやり方は好きじゃないと思っていました。で自分が販売者側の場合は正直な商売をしようと心に決めていました。
で、最近はそこから進化して「相手に勝たせる」ということを意識しています。つまり、正直な商売をするのは当たり前で、相手の方の利益を多めに設定するということです。
その時に重要なのは単純に値下げをするのではなく、付加価値を付けるということです。この付加価値は相手によって変わります。相手が何に困っているかとか、何を欲しているかを見極めなければいけないからです。
ビジネスの取引で相手のメリットが大きくなれば何でもいいです。もしかすると、商品やサービスとは関係のないことかもしれません。「スマホの使い方を教える」「知り合いを紹介する」「業界トレンドを伝える」こんなことでもいいんです。
そんなことをやり始めてから明らかに流れが変わってきました。まずお客さんの紹介が増えましたね。これは嬉しいことです。あとクレームがゼロになりました。普段の信頼関係のおかげでちょっとしたミスも笑って許してもらえます。
良いことばかりの様に感じますが、実はデメリットもあるので正直に伝えます。それは一顧客あたりの工数が増えるということです。なので対応できる数が減ります。イコール収入が減ります。
ただ私はメリット・デメリットトータルで考えても圧倒的にメリットが大きいです。今は仕事が楽しくてしょうがないですからね。収入は減りますが、今はライフワークとして働けています。
ここらへんはその人の価値観の問題なので個人差があるので良い悪いはないですが、参考にしていただけると嬉しいです。
まだ始めたばかりですが、引き続きこのスタイルでやっていこうと思っています。