レッドオーシャンもブルーオーシャンもどっちも大変な件
レッドオーシャン・ブルーオーシャンという言葉の意味を知らない人でも聞いたことはあるんじゃないかと思います。
一応説明しておきますね。
レッドオーシャンとは、ライバルが多く競争の激しい既存市場のことです。
直訳は赤い海ですが、激しい戦いで海が血に染まっている様子を表しています。
ブルーオーシャンとは、ライバルが少ない新たな市場のことです。
ライバルがいないので海はきれいな青なんですね。
こういう意味もあって、一般的には「レッドオーシャンは地獄でブルーオーシャンは天国」というようなイメージをもっている人が多いです。
でも、現実はどっちも大変なんですよね。
まずほとんどの人がいるレッドオーシャンはイメージしやすいですね。
私たちは日常で日々競争させられています。企業の視点だと多くの競合他社と同じようなサービスを提供しているから、価格競争になりがちです。価格競争になってしまうと利益が減り、従業員に還元できず、商品も売れないという負のスパイラルになってしまいます。
大手企業の社員では、従業員の中で上位から1割に入らないと役職ポストには上がれません。9割の人は出世の道から外れてしまいます。
レッドオーシャンの大変さはライバルが多すぎることです。凡人にはつらい市場となります。逆に、上位1%から10% に入れる優秀な人材にとっては良い市場になります。
一方ブルーオーシャンはライバルが少ないので良さそうに思えます。
でも、良く考えてください。
ライバルがいないということは、その市場は未開拓だということです。
未開拓の市場は安全整備がされていない超危険な場所なんです。
レッドオーシャンは安全対策がしっかりされているので安心して泳げますが、ブルーオーシャンでは 獰猛なサメがいつ襲ってくるかわかりませんん。
つまり、ブルーオーシャンの大変さは青い海を見つけた後にゼロから市場を作っていくことの大変さなんです。
どんなに素晴らしいブルーオーシャンを見つけても、そこにお客さんが来てくれないとサービスは成り立ちません。
この大変さはレッドオーシャンよりも過酷かもしれません。
個人的にはそれでもブルーオーシャンを目指すべきだと考えています。
競合過多の市場は大変ですが安全が保証されています。でもその安全も時間の問題です。なぜならその市場そのものが無くなってしまうこともあるからです。
また、新しい市場は大変ですが、ワクワクするし、やっていて楽しいです。
何度も失敗しながら新しい市場を作っていきましょう。