バイト師匠の日記

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役職よりも肩書きの方が10倍大事な理由

会社員として働いていると、一日の半分以上を会社員として費やします。プライベートな時間は土日だけで平日はご飯たべて寝るだけというケースも多いですよね。そんな生活をしていると会社のルールが全て正しいと錯覚してしまいます。

 

例えば、「会社を休む時にLINEで報告することは非常識で社会人失格だ」というルールがあった場合、「休む時は会社に連絡する」ことが正しいこととなります。でも別の会社では「会社に連絡して伝言ゲームで伝えるのは効率が悪すぎる、生産性を考えて行動すべき」といいます。この場合は休みを「LINEでで送る」が正しいことになります。つまり会社によってルールは全く違うんですね。

 

でも普通は違うことに気が付きません。他社を知らないからです。

 

そうすると、会社の評価と世間の評価の区別もつかなくなります。その一つの例が「役職」です。役職は会社の役割ですが、役割以上に力を持っています。役職は権力であり、ステータスでもあります。

 

高い役職を手に入れることが会社で生きていくうえで重要な基盤になるのですね。でも、一歩会社を離れれば、会社での役職は全く意味を持ちません。社内では部長でも病院にいけばただの患者さんですし、英会話教室に通えばただの生徒でしかありません。つまり、役職は会社内でしか通用しないものなんですね。

 

私はそんな役職よりも「肩書き」が重要だと考えています。

 

役職が役割だとすれば、肩書きは自己紹介です。例えば名刺に部長とあればなんか凄そうだということは分かりそうですが、何ができる人かわかりません。一方で、名刺に家電アドバイザーとあれば「家電の相談にのってくれるんだな」とわかります。

 

肩書きは「私はこんなことができます」と相手に伝えることができるんですね。だから役職よりも肩書きの方がよっぽど重要なんです。

 

自分の名刺に肩書きが空欄の人は、一度自分の肩書を考えてみてください。そして名刺に大きく肩書きを入れましょう。