ヤバイ状況に気づいていない「転職を考えていない人」のパターン
転職の相談を受けることが多いんですが、傾向としては2つのパターンがあることに気づいたんです。
<転職する人の2パターン>
①会社に不満があるパターン
人間関係や待遇などに不満を持っていて転職で解決したい人たちでこれが最も多い転職理由ですね。
②キャリアアップのパターン
起業したり、ヘッドハントされたり、新しい経験を求めて転職するパターンで、転職して給与や待遇が上がる勝ち組です。
まぁだいたいがどちらかのパターンに当てはまりますね。
でね、一方で転職しない人のパターンもあるなと思ったわけです。
<転職しない人の2パターン>
①奥さんが専業主婦で子持ちの既婚者
家族を一人で支えている人は、転職したくてもリスクが大きく転職に踏み切れないという状態になってしまいます。
30代~40代男性に多くいますね。
この場合が結構深刻なのは、会社の言いなりになるしかないんですよね。
転勤と言われれば転勤するしかないんですよ。
辞められないから断れないんですね。
家族の為に働いているのに、家族に寂しい思いをさせてしまうことになるという皮肉な結果にもなります。
会社や仕事に不満がないうちは問題ないんですが、不満がでてきたときに退職できないというのは、かなり強いストレスがかかりますし、精神的にもよくありません。
この場合は、家族でしっかり話し合うことが大事です。
家庭によって解決方法が違うからです。
家族の問題を一人で抱えるのではなくチームで解決していくことが大事です。
共働きになることがベストかもしれませんし、異業種に転職することが良いかもしれません。
また、実家に戻るという選択肢もあるかもしれません。
ただ言えることは選択肢を持っておくということが大事です。
②仕事で成果が出せない人
成果が出せない人でも会社に不満があれば転職に踏み切ります。
問題は仕事に不満はなくて成果が出せない人です。
こういう方は転職する理由がないので社歴だけが増えていきます。
この場合の問題点は、向いていない仕事をしているということ。
一生懸命頑張って成果が出ない仕事は向いていないだけです。
惰性で続けてもいいことはありません。
自分に合った仕事に転職した方がいいです。
世の中には何万という仕事があります。
その中には必ずあなたに向いている仕事があります。
向いている仕事を見つけるのにはコツがあります。
それは、自己分析をすることです。
業務の中で好きなことと嫌いなことを洗い出し、自分が苦手なことや得意なことを可視化しましょう。
そして、今後やりたいこととやりたくないことを理解しましょう。
転職をする人としない人をまとめてみましたが、転職を考えていない人には転職の概念がないので自分で気づくのは難しいです。
終身雇用の時代はとっくに終わりを告げています。これからは転職は人生で必須のイベントです。会社に不満が無くても転職の選択肢を持っておきましょう。