【採用担当者向け】求人原稿で良いことだけをアピールしてはいけない理由
ほとんどの求人原稿は良いことしか記載されていません。
会社や仕事に興味を持ってもらわないと応募に繋がらないので、マイナス面を原稿で記載したら応募が来なくなってしまうんじゃないかと考えているのだと思います。
でも、私のこれまでの経験上ではマイナス面は必ず入れたほうが良いです。
その理由は2つあります。
【会社の信頼性が上がる】
前提として、今は広告への信頼性が低くなっています。広告は基本良い事しか記載してないからです。だから私たちは、ご飯を食べに行くときは食べログをチェックし、アマゾンで買い物する時や旅館を予約する時に口コミサイトをチェックしリアルな情報を入手しようとします。
求人広告も同じです。良いことばかり記載しているの求人原稿に対して求職者は素直に信じることができなくなっています。だから、求職者は転職口コミサイトという前職の実体験を投稿しているサイトをチェックして求人原稿ではわからない会社のリアルな情報を入手しているのです。
そこで、求人広告で良いことばかりではなくて、大変なことも正直に記載する事により原稿の信頼性が上がります。また、それで会社の信頼性も上がることになります。
【ギャップ退職を減らす】
良いことばかりの求人原稿を見て応募してきた場合の注意点は、理想と現実のギャップに苦労することです。求人原稿から想像する理想と現実の仕事のギャップに絶えられずに辞めてしまうケースが多いです。始めの期待値が高すぎると減点方式になるので不満が大きくなります。逆に、広告上で大変なことも記載しておくと心の準備もできるので入社ギャップも無く長く働いてもらえます。
このように、原稿は良いことも大変なことも正直に記載しましょう。
ただ、プラス要素とマイナス要素のバランスが大事です。マイナス面が多い過ぎると興味よりマイナス面が勝ってしまいます。だいたいプラスが8、マイナスが2の割合がバランスとしては良いでしょう。