バイト師匠の日記

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『ないものねだり』より『あるもの探し』ガイアの夜明け感想

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録画していたガイアの夜明けをみました。今回は「ローカル鉄道」をテーマにしていました。国鉄が民営化されてJRが発足し30年になります。現在問題になっているのは地方の赤字路線の存在です。継続が不可能な路線が次々と廃線になっていっています。

地方の廃線するローカル鉄道がある一方で、地方の豊かな自然の景色を五感で感じてもらうために窓がないオープンなトロッコ列車で人気なローカル鉄道もあります。

そのローカル鉄道の社長が残した名言がこちら。

「ないものねだりよりあるもの探し」

これって企業にも人にも通じる良い言葉だなぁと感じました。

転職においても、将来性がある業界と将来性がない業界なら誰しもが前者を選ぶと思います。

でも将来性のない業界の中にも人気のローカル鉄道の様に逆境をチャンスと捉えて成功しているケースもあるはずです。

こうゆう旧体制に新しい価値を加えて生まれ変わるリノベーション型の企業には事業だけではない働く人の魅力も大きそうです。

また個人に置き換えても、自分に無いスキルを補うためにビジネススクールや英会話、国家資格取得に時間と労力を費やしていたり、他人の長所をうらやましく思ったり、同世代の収入格差に悩んだりするのも「ないものねだり」です。

そんなことよりも自分の長所を伸ばすことに注力したり、好きなこと、得意なこと、夢中になれる事、また、自分では気づいていない魅力など自分のなかにあるものをさがしてみましょう。

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最後に、個人的にはこのリノベーション型の働き方に魅力を感じています。今世の中にない新しいサービスにも興味はありますが、そこに費やす労力と時間と能力も足りません。それより今ある資源を利用して、工夫して、新しい価値を吹き込んで、既存のサービスをリノベーションすることほうが始めやすそうです。

先日紹介した「いわた書店」さんもまさに本屋のリノベーションですね。まだしられていないリノベーション企業は世の中にたくさんあるんでしょうね。面白い会社があればまた紹介したいと思います。