バイト師匠の日記

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高齢者の免許返納と移動問題の解決案

高齢者の運転事故が後を絶ちません。悲しいニュースには心がいたたまれない気持ちになります。

 

こういったニュースが起こると「高齢者には運転をさせるな」という方向に議論が向かいます。これは私も賛成です。車は便利な移動ツールであると同時に殺人凶器でもあるからです。

 

政府が高齢者への免許証の自主返納を呼び掛けていますが、効果はほとんどありません。だから結論的には「規定の年齢を超えたら強制的に免許をはく奪する」だと考えています。

 

ただしここで大きな問題が残ります。高齢者の移動問題です。この問題を解決しない限りは高齢者の免許返納も机上の空論で終わってしまいます。

 

まず理解しておくべきことは「高齢者は若者と比べて身体が不自由で体力もない」です。車が唯一の生活の足になっているケースは本当に多いです。公共交通機関を使えばいいじゃないかという声がありますが、よく考えてみてください。杖を突いた高齢者が買い物するのに最寄りのバス停まで10分かけて歩けますか?スーパーで買った買い物袋をもって帰れると思いますか?体が不自由になればなるほど車の重要性が高くなるんですね。
なので、公共交通機関では車の代替えはできないのが現状です。そもそもバス停すらない地域もありますしね。

そこでこの現状を踏まえたうえで解決案を考えてみたいと思います。

町内タクシー

この問題、実はタクシーが答えの一つでもあります。車と同じ利用方法ができるからです。でも課題もあります。それは金銭面です。毎回タクシーを利用するのは結構な費用が掛かります。お金の課題がクリアできればタクシーが最適解だと思います。
でも現実はそうもいきません。そこで町内で持て余している車を有効活用したタクシーサービスを行ったらいいんじゃないかと思います。町内の高齢者を運転できる人が代わりにするというものです。ドライバーは普段使用していない車を活用できて収入にもなります。

ネット通販代行

高齢者の移動目的は買い物と通院がメインになります。そのうち買い物に関してはネット通販で解決できます。でも高齢者はネットを使えません。そこで町内のネット通販ができない高齢者の代わりにネットで買い物をしてあげて、商品が届いたら自宅までお届けするというのはいいんじゃないかなと思います。

 

今回いろいろと考えてみたんですが、これらの案は田舎向けだということに気づきました。都会では通用しないです。高齢者の危険運転は都会の方がより深刻な問題です。高齢者が田舎の田んぼ道で事故を起こしても他人に被害はありませんが、都心の人通りが多い所では大惨事になるからです。都心の解決が本当の意味での解決になるのだと思います。難しいなー。