バイト師匠の日記

1000人超の採用担当と会って気づいたことを発信。採用のお手伝いをしています。テーマは転職,仕事,求人,バイト,社員,採用,中途など

歯医者の問診票を行動経済学の考えで改善

先日銀歯が外れてしまいまして、歯医者に行ってきました。歯医者に行くのは5年ぶりくらいで本当に久々です。

その歯医者は初めてだったので問診票を渡されて記入することになりました。今回来院した理由や、アレルギーの有無、過去の歯の治療の有無や麻酔によるトラブルの有無などを答えていきました。

で、最後の質問は「治療について」で次の2択からの選択でした。

□痛いところだけを治したい
□この機会に悪いところは全部治したい

私は痛いところだけを治したいにチェックして提出しました。が、この質問もったいないなぁーと激しく思ってしまいました。

歯医者さんの視点で考えると後者の方が利益になるのでおススメしたいのだと思います。
でも患者さんの視点で考えると「気になる箇所はあるけど全部治したいとは思ってない」「高額だった時に断りづらい」などがあります。後者をチェックするのは「全部治したいと思っていた人」だけです。それ以外は迷ったあげくに私と同じ前者をチェックしてしまうのですね。患者視点を持ち合わせていないばっかりにせっかくの見込み客も取り損ねていると感じました。

実際、私も歯並びが悪いことや歯石、歯の黄ばみなどの気になる点はあったんですが、「全部治したいか」というとどれだけの費用と時間がかかるのかわからなかったので「部分だけの治療」にチェックをしたんですね。

そこで勝手ながらこの歯医者に問診票のアドバイスをしてみます。

□痛いところだけを治したい
□他の歯の健康状況もチェックしてもらいたい

どうですか?これだったら私は完全に後者をチェックします。他の方のチェックも増えると思います。

このように他者目線で考えることで、お金と時間を使わなくても売り上げを増やす方法があるんですね。今回は歯医者の問診票でしたが、いろいろなことで応用ができると思いますよ。

それにしても歯を削る「キュイーーーン」の音は慣れませんね。

現場からは以上です