学歴は意味があるのか問題
世の中には学歴肯定派と学歴否定派が存在します。
体感値ですが社会人は学歴否定派の方が圧倒的に多いです。
この学歴は意味があるのか論争に終わりはありませんが、私なりの考えを書いていきたいと思います。
私は学歴肯定派です。ただし高学歴のみ肯定派です。因みに私自身は低学歴であることはお伝えしておきます。
勉強の目的とは
私たちはなぜ小中高と一生懸命勉強するんでしょうか。
それは良い大学に入るためですよね。
ではなぜ良い大学に入るのでしょうか。
ほとんどの答えは「良い会社に入るため」です。
つまり、学生の勉強のゴールは良い会社に入ることなんです。
終身雇用の終わり
転職のない終身雇用の時代は良い会社に入れれば人生は安泰でした。文字通りゴールだったと思います。しかし、変化の激しい現代においては会社が存続する保証もない時代です。また、定年70歳、寿命100歳の人生では転職は当たり前になります。そう考えると就職はゴールどころかスタートであるということがわかります。
学歴の効力
また、学歴の効力が最も高いのは新卒時です。社会人経験がない学生を判断するための重要な指標です。しかし、社会人になれば学歴よりも仕事の実績が問われます。だから転職する時には学歴の効力は相対的に低くなっていることを認識しておく必要があります。
つまりこういうことが言えそうです。
・学歴は昔よりも影響力が低くなっている。
・学歴の影響力は就活期がピーク。
ここまでだと学歴は意味がなさそうに思えてきますが、そんなことはありません。
次に学歴のメリットを2つ上げていきます。
1.ハロー効果
人間は見た目や権威などで人を判断してしまいます。学歴も同じで東大生というだけでその人を優秀だと無意識の中で判断してしまいます。もちろん社会人になれば効果は落ちますが、誰もが知っている有名大学であれば自分の能力以上の評価を受けることができます。
2.脳のスペックが高い
勉強ができる人は、集中力、論理的思考、継続力、理解力、記憶力などの能力がずば抜けています。これは一般の人には真似できません。社会人になってもこの能力は活かせます。世の中の経営者が高学歴の人が多いのも納得です。
対人能力は別もの
学歴否定派の意見として多いのは、「高学歴のくせに仕事ができない」というものです。これを紐解いていくと、コミュニケーションや性格の問題であることがほとんどです。チームワークを乱したり、伝え方が悪かったりすることで会社での評価が低かったりします。
本来、脳のスペックと対人能力は全くの別物なのですが、ここぞとばかりに高学歴を否定されてしまいます。
よくテレビで東大生をおもしろおかしく取り上げているのは、東大生で対人能力が苦手な人にフォーカスを当てているからです。
高学歴の人は少数派のエリートです。人は無意識のうちに嫉妬をしているのですが、エリートが失敗する様子を見て自分に納得させているのです。
「やっぱり学歴が全てじゃないんだ」「学歴よりも大事なことがある」など自分を正当化します。
そういう人がいる一方で対人能力にも優れている人も多数います。そういった人は尋常じゃない成果を出します。頭も良くて行動もできて対人能力も高い人もいますがあまり注目されません。
つらつらと書いてきましたが、まとめます。
高学歴は役に立つ
でも仕事ができるかは別問題
否定してくる人は嫉妬なので気にしない