会社の奴隷にならない方法は「転職」の選択肢を持っておくこと
会社員として働いていると理不尽な出来事も出てきます。
「急な転勤」「サービス残業」「休日出勤」「セクハラ」「パワハラ」「高すぎる目標」などいろいろあります。
個人的には理不尽で納得いかずに悩んでいる人には「転職」をすすめます。
でも、実際に転職する人はほとんどいません。
なぜ転職しないのか聞いてみると
「給与が下がるから」
「年齢が若くないから雇ってもらえない」
「新しいことを始めるのは大変だから」
「子供がいるから」
そんな答えが多いです。
現状の不満よりも転職の不安の方が強いから現状維持をしています。
「転職」という選択肢が無い状況では会社と社員の関係は会社側が強くなります。
そうなると、どんな理不尽なことが起きても社員は我慢するしかありません。
これでは仕事も楽しくないですし、何の為に働いているかもわかりません。
私はブラック企業が無くならない原因の1つは社員が辞めないからだと思っています。
そうならない為には、常に「転職」の選択肢を持っておくことが重要です。
実際に転職するかしないかは別としてこの選択肢を持っているだけで気持ちもずいぶん楽になります。
転職の選択肢を持つときに必要なことが3つあります。
1つ目は「自分の市場価値を知ること」です。
まずは、今の自分が社外で通用するかを考えて見ましょう。
あなたのビジネススキルは他社でも通用しますか?
会社の看板が無くても成果を上げれますか?
なかなか難しい質問だと思います。日頃から今やっている仕事は、市場でも役に立つかどうかを意識するようにしましょう。今のあなたの評価は今の会社内での評価であって、市場の評価ではないことを理解しておきましょう。
2つ目は「会社でのプラス面とマイナス面を天秤にかける」です。
どんなに良いホワイト企業でもマイナス面はありますし、ブラック企業でもプラス面はあるはずです。現実にはプラスとマイナスが入り組んでいる状況でわかりにくいですが、ちゃんと可視化することが大事です。そして、自分の中で軸をもちましょう。会社と社員は対等な関係性であるべきです。マイナス要素が多いのであれば迷わず転職したほうが良いです。
3つ目は「求人の情報収集をすること」です。
転職を決断するということは「選択する」ということです。選択するには比較する情報が無いと判断できません。だから、常日頃から同業の求人広告をチェックしたり、異業種で働いている人の話を聞いてみましょう。そうすると、自社の立ち居地もわかってきます。不満を持っていたけど実は他社より良い会社じゃん!と考え直すケースもあるでしょう。
仕事に不満を持っていて「辞めたい」と言う人のほとんどが求職活動をやっていません。現状の不満をいくら嘆いていても、現状はかわりません。まずは「転職」という選択肢を持って行動してみてはいかがでしょうか?