【採用担当者向け】商業広告と求人広告
求人広告でこんなPRをよく見かけます。
・1日1000個以上売れる人気商品です。
・行列のできる人気店です。
・TVや雑誌に取り上げられました。
残念ながらこれらのPRでは求職者の心は動きません。それは、商業広告としてのPRだからです。
そもそも、商業広告と求人広告は違います。商業広告のターゲットは消費者で求人広告のターゲットは求職者です。そして、消費者と求職者は真逆の立場になります。サービスを受ける消費者とサービスを提供する求職者という関係です。なので、商業広告としてのPRをするほど求職者が離れていきます。
例えば「行列のできる人気店」なら消費者は「行列が出来るくらい美味しい料理を食べてみたい!」となりますが、求職者は「お客さんが途切れなく入ってきて、超絶忙しそう…」となってしまいます。だから、消費者向けではなく、求職者向けにアピールをすることが大事なんです。
ただ、この求職者向けのアピールが意外と難しいのです。当たり前ですが、お店は消費者向けにビジネスをしているので、消費者向けPRはどんどん出てきます。しかし、求職者に対して何をPRするかわからない、もしくはPRするものがないというケースも多くあります。
最近では、お店は人気なのに働くスタッフがいないので閉店してしまうお店もあります。これからは消費者だけに評価されてもダメな時代に突入します。働くスタッフに評価されるお店、会社をつくっていくことが必要になります。