バイト師匠の日記

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ネットが安心な若者とリアルが安心なおじさん

最近面白いなと感じたことがあって、それは世代によるネットとリアルの感覚の違いについてです。40代以降のおじさん世代はリアルが安心でネットが危険だと考えているのに対して、20代以下の若者はネットが安心でリアルが危険だと真逆に考えているということです。30代は人によって分かれる印象ですね。

 

これとても面白くて例えば「人との繋がり」で考えてみると、おじさんはまずリアルで仲良くなります。まず現実世界で合って話をして、気が合えば仲良くなります。そしてリアルで仲良くなった後でSNSのアドレスを交換して繋がります。SNSは危険だという認識があるので一旦リアルの世界のフィルターが掛かるんですね。

 

一方で、若者は逆です。まずSNSで仲良くなります。SNSは自分と同じ趣味嗜好の人達と繋がりやすいからです。また、SNSでは本音で語り合うことができるので、SNSで意気投合し仲良くなったらリアルで合いましょうという流れになります。オフ会なんかいい例ですね。SNSでお互いの性格や状況を把握しているのでリアルで合ってもストレス無く安心して合うことができるんですね。


逆にリアル世界で自分と相性の良い人を探すのは大変です。リアルではお互いに気を使いながら接するので本音で話すことはできません。

このように見事に真逆の考えなんですね。そりゃあ、話がかみ合わない訳です。こういったことって実はまだまだあるんじゃないかなと感じました。

そしてこの感覚の違いは相手を否定する形になるので危険でもあるな思います。自分と真逆の価値観を持っている人への想像力をもって世の中を見ていかないと思考停止になってしまいます。