バイト師匠の日記

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お金を払って働く!?仕事と遊びの境界線を考えてみた。

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最近「働く」ことについて考えています。

というのも、「お金を払って働く」という現象を目の当たりにしたからです。

意味わかりませんよね?

普通は働いてお金をもらいますが、オンラインサロンではお金を払って働くひとたちが

います。

オンラインサロンっていうのは、WEB上で展開されるクローズドなコミュニティのことで、日本ではホリエモンキングコング西野さんのオンラインサロンが有名です。ほかにもさまざまなジャンルのプロや専門家がオーナーとなりそのファンが会員になります。簡単に言うとWEB上のファンクラブみたいなものです。

 

普通はイベントを開催する時の会場の設営や準備、片付けなどの作業は仕事ですよね。作業する人には給与が発生します。でも、オンラインサロンのメンバーはお金を払ってこの作業を行います。

 

なぜそんなことが起こるのか。

例えば、好きなアーティストのイベントを一緒につくれるならやってみたいと思いませんか?お金を払ってでもやりたい人は多いんじゃないかと思います。

サロンメンバーも同じで一緒にイベントをつくる体験をしたいんですね。

つまり、お金の為に働くのではなくて、一緒にイベントを作り上げる体験に対してお金を払っているんです。

 

そんな衝撃的な出来事を知ってしまったので、働くって何なんだろうと考えていたんです。

このイベントでやっている作業は「仕事」なのか、それとも「遊び」なのかの判断って微妙じゃないですか?

「仕事」と「遊び」が一緒になったような感じですよね。

そして、この「仕事」と「遊び」の境界線はどこなのかを考えました。

そこで出た答えはコチラです。

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遊び = 自分でコントロールできるモノ + 楽しいこと

仕事 = 自分でコントロールできないモノ

 

遊びはやるやらないの判断は自分でできますが、仕事は会社のルールやクライアントの意向など自分ではコントロールできない部分が多いです。

なのでコントロールできるかできないかで大きく分けることができます。

しかし、コントールできるコトが全て楽しいかと言うとそうではないです。

勉強や習い事やトレーニングなどは自分の意志で選択しますが、苦しいことの方が多いですよね。

つまり自分でコントロールできるモノで尚且つ楽しいことは「遊び」になり、苦しいことは「学習」になります。

 

また、図からもわかるように仕事は楽しいも苦しいも両方の面をもっています。

 

では具体例をみていきましょう。

 

「いちご狩り」は楽しい遊びですが、毎日8時間させられたら仕事になっちゃいます。

いちご狩りをやりたい時にだけやれると遊びになりますが、自分でコントロールできなくなると仕事になるんですね。

 

「動物園のエサやり」も同じでお客さんはお金を払ってエサをあげますが、職員にとってのエサやりは仕事です。

 

では冒頭のサロンメンバーのイベントの準備作業を考えてみましょう。

まずメンバーは楽しんでいるので図の右側になります。

次にコントロールできるかできないかですが、もちろん参加は自由意志の希望制になるのでコントロールできるとなります。

ということで、サロンメンバーのイベント準備作業は「遊び」になりました。 

みんなでワイワイしながらつくっていくのは学校の文化祭に近い感覚かもしれませんね。

 

 

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