バイト師匠の日記

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「センス」が評価される時代で活躍するための「センス」の磨き方

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今はネットで調べれば情報やアイデアはスグに入手できる。

そして、テクノロジーの進化によってツールも豊富にある。

昔は動画撮影は機材が高いから素人が手を出すことは出来ない領域だった。だから動画撮影はプロだけの仕事でした。でも今はスマホ1つで撮影、編集、配信までが簡単にできるようなっている。

このように今ではプロと素人の境界線は、はっきりわかれておらずグラデーションの様になっている状態です。

言ってしまえば、誰もがクリエイターや起業家になれる時代だということだ。もっと厳密に言うと消費者と事業者の二項対立の社会ではなく、誰もが消費者でありながら事業者でもあるという世界観なんです。

 

そんな時代においては情報やアイデアの価値は低くなる。そしてテクノロジーの進化によって技術や能力の差は無くなっていくと思う。

 

今まではテクニックやスキルで能力の差がうまれていたけど、それでは差別化できなくなる。

個人的にこれからはテクニックやスキルの様な言語化できるものではないモノに価値がでてくるんじゃないかと思っている。言語化できないので正解も不正解もない抽象的な概念です。

その抽象的な概念のひとつが「センス」だと思っています。

 

様々な分野でセンスが良い人はいますが、センスを言語化するのはなかなか難しいんだよね。

例えば、ファッションセンスがある人は論理的にコーディネートしている訳ではなく感性でコーディネートをしています。このセンスは代替え不可能な能力なので真似されにくいという特徴があります。

今話題の人工知能はロジカルな思考は得意ですが、抽象的な概念は苦手なのでAIにも代替えされにくいです。

 

じゃあどうすれば「センス」を磨けるのか?

これは非常に難しい問題で、正解はないんだけどセンスを磨くヒントにはなると思うからポイントを3つあげていくね。

 

五感を刺激する

まずはセンスは感性が鋭くないといけない。感性を鋭くするには五感を刺激することだ。特にパソコンやスマホは便利なツールだが視覚と聴覚の二感しか使わないよね。これでは感性は鋭くならない。触覚や嗅覚、味覚を体験することで五感をふるに刺激させよう。

 

知識を広げる

センスを磨くには、その分野の知識を深めることも重要です。歴史の背景や偉人の作品、各時代のムーブメント、政治状況など過去を知ることでセンスに重みがでてきます。また、センスがある人の真似をしたり、接点を持つことで最新の知識を得ることも需要です。センスある同士がコミュニケーションすることでセンスの相乗効果をうみだします。

 

言語化する

センスは言語化できないと言いましたが、ある程度の言語化は可能です。高度なファッションセンスは言語化は難しいですが、例えば「黄色と相性が良いのは〇色だ」とか、「細くみえるコーディネートは〇〇を使用する」、など言語化できる部分もあります。言語化することで頭の中がよりクリアになります。感性だけだと「何か違う」といった漠然とした違和感が残ります。でも言語化できれば、「〇〇だから違和感があるんだ」と納得できるようになります。

 

 

センスが評価される時代になればそれがマネタイズできるようになります。今のうちからセンスを磨いておこう。