ちきりんの「自分の時間を取り戻そう」を読んで「個人で稼ぐ方法」を考えてみた。
前回のブログ記事をなんとちきりんさん本人に紹介してもらいました。
下記みたく「本からの引用ゼロ」で「その本を読んで自分が考えたコト」を書いてくださってるブログを読むとほんとに嬉しくなる。「私の本を読むことで、読者も自分で考えたくなった!」というのが一番うれしいことだから
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年4月16日
ちきりんの「マーケット感覚を身につけよう」を読んで https://t.co/2UpWj0xlMA
そのおかげで、自分の考えた事をたくさんの人に見てもらえました。嬉しい限りです。せっかくのチャンスなので今回は「自分の時間を取り戻そう」を読んで考えたことを書きたいと思います。
前著「マーケット感覚を身につけよう」では、あらゆる分野で市場化が進むから取引する本質的な価値を理解して行動しようという内容でした。一方今回の「自分の時間を取り戻そう」では、あらゆる分野で生産性が高まる方向に急速に進むから自分自身の生産性をあげようという内容です。
個人的に面白かったのは、キカイ(人工知能・ロボット)に置き換えられる仕事の話です。近い将来無くなる仕事は自動化しやすい仕事ではなく、キカイと人間の生産性の差が大きい仕事だということです。確かにそれぞれの生産性に差が無ければ置き換えるメリットがありません。キカイを作るコストもありますしね。
じゃあ、どんな仕事が生き残るのか?
ちきりんさんは アパレル販売の例を上げています。実店舗の販売員の提供する価値とオンラインショッピングで得られる価値を比較した場合、オンラインショップで購入する方が生産性が高いと判断する人の方が多いので実店舗の販売員は置き換わっていく仕事になっていきます。一方で、パーソナルスタイリストが店まで同行して、様々なブランドの中から自分に合った洋服を選んでくれて、コーディネートのアドバイスをしてくれるサービスならオンラインショップよりも高い価値を感じる方もいます。つまり同じ「服を売る」という仕事なのに消える仕事と生き残る仕事があるんです。
これは目からウロコでした。個人で働くと時間を担保してハードワークになりがちです。フリーランスや個人で稼ぐ人たちの今後の戦略を考えてみました。
<個人で稼ぐときのポイント>
■高単価で高付加価値のサービスを提供する
個人が低単価で勝負してしまうと長時間労働になり生産性が下がります。
■夢中になれる仕事であること
努力は夢中には勝てません。嫌々やる仕事で生産性が上がることはありません。
■提供しているサービスの価値を理解する
先ほどのアパレルのパーソナルスタイリストの提供する価値は洋服を売る事ではなく「その人に合ったオシャレな服を選ぶ価値」なんです。
■その仕事にはまだ名前がない新しい職種である
既存の仕事が無くなっていく一方で新しい仕事も増えていきます。世にないサービスならチャンスがあるかも。
■既存の仕事に新しい価値を付け加える
消えゆく仕事でも新しい価値を加わえることで生まれ変わる場合があります。
■ワクワクしない仕事は断る
仕事を断る勇気も必要です。自分の価値を安売りしないようにしましょう。