バイト師匠の日記

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2017年に起こった「はたらく」ことに影響を与える出来事

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2017年もいろいろなことが起こりましたが、個人的に気になった出来事をまとめて紹介していきます。

プレミアムフライデー始まる。

政府の働き方改革のもと始まったプレミアムフライデーですが、残念ながら浸透していない現状ですね。これからの時代は中央集権型から分散型の社会になっていきますが、政府が号令をかけて一斉に早く帰ろうとするのはまさしく中央集権的なやり方です。仮にこの制度が浸透しても飲食店に集中しすぎて、お店は人手不足におちいり、ユーザーは希望のお店に入れないか、長時間待たされるなどの状況になるのが目に見えています。なので今後は自分の希望する日時で自由に早く帰れる「プレミアムエブリデー」を推奨してもらいたいです。

・書籍の無料公開(フリーミアム)がぞくぞく登場。

フリーミアムのビジネスモデルは昔からありますが、書籍にもその流れがきました。キッカケはお笑い芸人のキングコング西野さんが自身の絵本「えんとつ町のプペル」をWEB上で全ページ無料公開したことから始まりました。賛否両論あり炎上しましたが、私は大賛成です。「プロとアマ」、「企業と個人」の壁が無くなってきている現代において、働き方に一石を投じた良い事例だと思います。また、マーケティングとしても、とても面白く個人でも参考になるのではないでしょうか。

VALUやタイムバンクなどの個人を証券化したサービスの開始

 VALUは個人が株式会社のように価値をトレードするサービスで、タイムバンクは個人の時間をトレードするサービスです。両サービスとも従来の資本主義ではなく、評価経済や価値経済といわれるような新しい経済の1つの形です。今後ますますこのようなサービスが増えていくでしょう。こうゆう新しい動きの中で、今まで無かったような仕事も出てきます。私たちに大切なことは、こういった新しいサービスに拒絶反応を見せるのではなく、興味を持って最低限のトレンドをつかんでおくことは必要だと思います。

ビットコインをはじめとした暗号通貨ブーム

出川さんのTVCMで一気に過熱した暗号通貨は現在バブルのような盛り上がりですね。暗号通貨に注目が集まっていますが、重要なのはブロックチェーン技術の方です。「インターネット」が誕生した時と同じようなインパクトだと例えられることも多いです。2018年は様々な活用方法が登場して、ビジネスの世界にも進入してくるのだと思います。 

・元SMAPのネット進出 

一見「はたらく」に関連しないようですが、私はこの一連の流れは企業から個人の時代の転換期だと感じました。TV業界は完全なブラックボックス化していますが、ブラックボックス化している業界は世の中にまだまだあります。今までは個人の力が弱かったので表向きには出てきませんでしたが、これからは能力のある個人は会社にいるより個人で活躍する人が増えてくるのでしょう。

 

まとめ 

個人にスポットが当たる評価経済が様々なニュースから現れた年でした。2018年は更にこの流れが進むと感じています。楽しい年になりそうです。