バイト師匠の日記

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薬物が怖い本当の理由

最近は薬物事件が多いですね。

 

私たちがは普段の生活をしていて薬物との接点はありません。なので薬物での逮捕者が出ると「悪い奴だ」「意思が弱い人間」などといった印象を持ってしまいます。もちろん、犯罪なので罪を償うことは当然のことですが、彼らは犯罪者でもあり被害者でもあるということは理解しておきたい所です。

 

私たちも薬物に関する知識を持っておくことは大切です。

 

薬物に依存してしまう原因

まず薬物依存者は意思が弱いからダメなんだという意見がありますが、これは正しくありません。薬物の怖いところは自分の意志では立ち直れないところなんです。

 

真の原因はドーパミンです。人は興奮すると脳でドーパミンが放出さらます。好きな人とLINEをする時やギャンブルで勝った時、SNSがバズった時、大型案件を受注した時など日常の中で高揚感を感じる時にはこのドーパミンが作用しているんですね。このドーパミンが放出されると快感や高揚感を感じれる一方で少なくなると喪失感やストレスを感じやすくなります。

 

で、薬物はこのドーパミンを強制的に放出させます。薬物を使用する理由はこのドーパミンから得られる快感を感じる為なんですね。

 

じゃあなぜやめられなくなるかと言うと、薬物で強制的にドーパミンを出していると、日常生活の中で得られるドーパミンでは快感を感じられなくなります。つまり薬物無しでは快感を感じられない身体になってしまうということです。これが薬物依存になってしまう魔のループです。怖すぎます。

 

タバコすら簡単に辞められない人間が薬物を意思で辞める事なんて不可能なんです。なので一回だけやってみようも絶対にダメなんです。

 

薬物のビジネスモデル

薬物が横行しているのはビジネスになっているからです。ビジネスの観点で見てみると、使用者は消費者になります。薬物はリピート商品になるので、ターゲットとなるお客は「お金を持っていること」と「ストレスの高い環境にいること」です。私たちが薬物と接点がないのはターゲットではないからです。逆にターゲットにされたら、巧妙な手段で近づいてきます。芸能界やアーティストなどに薬物を使用する人が多いのは売人にターゲットにされているからでもあるということです。

  

 

薬物が怖いことがおわかりいただけただろうか。

「そうはいっても私には関係ない」と思っている方もいるはず。

でも依存症は薬物だけではありません。ギャンブルも恋愛もアルコールもSNSも興奮する脳の仕組みは同じなんです。

 

依存症の怖いところは本人が認識していないこと。まずは自分で認識することが治療の第一歩です。

 

因みに、自分の意志でコントロールできなくなっていたら依存症の可能性が高いです。意外と心当たりないですか?

 

私はあります笑