何者かになる必要はない

今時代はお金を中心とした資本主義の世界とは別の信用を中心とした新しい信用経済の世界に注目している。特に若い世代にとってこんなチャンスはないので資本主義経済から完全に軸足を信用経済に移動している人もいます。この流れはごく自然な流れだと思います。資本主義の世界で恩恵を受けていない人たちが新しい経済で力を持ちたいと思うのは当然です。
資本主義は非常に強い経済システムなので今後も続いていくと思いますが、色んな弊害が出てきているのも確かです。

格差の拡大

まず大きいのは経済の格差が広がりすぎたことです。
今世界の上位1％の富裕層の持つ資産の合計は、それ以外の99％の資産の合計を超えています。この格差による不満エネルギーはとてつもなく巨大なものになっています。

テクノロジーの進化

つぎにテクノロジーの進化です。日本の富裕層のほとんどは資本主義で成功を収めた高齢者ばかりです。新しいテクノロジーは既存のビジネスや文化などを壊す力を持っています。また今までの経験や知識は関係なく同じスタートで競争できるので若者が優位です。逆に今成功している人は自分の既得権益を奪われることになるので必死に阻止するでしょう。

まぁそんな理由で、資本主義の世界で生きていくにはしんどい人たちが続々と新しい信用経済で成功しようと頑張っています。

新しいことにチャレンジする人は尊敬しますし応援もしています。でもよく考えてほしいのは信用経済でも成功する人は一部の人だけだということです。例えばユーチューバーの世界は信用経済で成り立っていますが、今からヒカキンを目指してももうヒカキンを抜くことはできません。それはヒカキンは信用経済の富裕層だからです。つまり資本主義の世界と同じなんです。
信用主義の世界も将来的には上位１％の信用富裕層が残りの99％の信用を上回ることになるんだと思います。

そこで伝えてたいのは、「普通を楽しもうよ」です。
別に何者にもならなくてもいいんですよ。昔はお金が稼げる情報商材みたいなものはありましたが、今はフォロワーを稼げる方法みたいな情報が飛び交っています。恥ずかしながら私もフォロワーが増えないことに悩んだりしていました。でも、もう諦めました笑
ただ諦めたおかげで今はストレス無くSNSや発信を続けられるようになりました。

決して努力をするなという話ではなくて、インフルエンサーになれるにこしたことはないけど確率的にものすごく難しいことだということを認識しようということです。

SNSで多くの人に役立つ情報を発信するよりも身の回りのひとを幸せにした方が人生はうまくいくんだと思います。
そして一攫千金を夢見て努力するよりも、ほどほどのお金を信用を得て自分のやりたいことがやれる生活の方がよっぽど幸せなんじゃなかということです。

以上何者かになるのを諦めた人からでした。