「無駄を解決すること」がビジネスである理由

日常生活の中にはいろいろな無駄が存在します。私はビジネスの基本は無駄を解決することだと思っています。例えば歩いて移動するよりも車輪を利用した方が効率的ですし、人力よりもエンジンで動いた方がさらに便利です。

伝言も人から人へ伝達するのは無駄が多いので、電波を利用しが電話が誕生しました。しかし今では電話は相手の時間を奪う無駄な行為ととらえている人も多いです。なのでLINEなどのコミュニケーションツールが電話の代わりになっています。

このように人は無駄を解決しながら進化しているんですね。そこで私が今感じている無駄をいくつか挙げていきます。

通勤時間　

これはもういい加減に解決して欲しいですよね。会社員時代は満員電車が苦痛でした。全員が同じ時間に出社するのって社会全体で考えても本当に非効率だと思います。この問題をお役所的な考えで解決しようとすると、２階建ての電車を走らせて乗客を２倍にするとか、駅を拡大して列車をさらに長くするとかそういう発想になってしまいます。でもそれではダメで会社が出社時間を自由にすることが大事です。もっというと出社しないテレワークの導入を取り入れることです。

ネット通販の配達

Amazonや楽天などのネット通販で買い物している人にはわかってもらえると思うんですが、不在配達ってお互いに本当に無駄です。とくに配達側は業務に支障がでますよね。あれは解決してほしいですね。再配達は申し訳なさすぎる。

あと当たり前なんですが、注文した商品の数だけ送られてきます。１０個注文したら１０個の梱包された段ボール箱が届くわけです。こんなことをしていたら配達業者もキャパを超えるのは当然です。急ぎの商品以外はまとめて一つにして発送できればいいんですけどね。これも解決してほしいです。

髪のセット

髪の毛をセットする時代は終わると考えています。髪の毛って伸びるのが遅いから融通が利かないんですよね。長髪にしてくても何年もかかるし、切り過ぎても元に戻るのにも時間がかかります。また、逆に完ぺきな長さにカットできてもキープできるのは一瞬で１週間もすればもう別物になってしまいます。理想のヘアカラーをしても黒髪が根っこから顔を出してきます。

そして、セットもこれまた大変です。ヘアセットに１時間かける人もいるようです。これだけ時代が進化しているのに髪のセットは大昔から変わっていません。

これを解決するのは「かつら」しかないと思います。今は部分用のかつらをウイッグとかいいますよね。あんなふうに呼び名は変わると思います。かつらってネガティブイメージしかないですからね。

今はかつらは薄毛の人のツールですが、好きな髪型にいつでもどこでもなれる変身ツールになると考えています。そうなるとオリジナルの自分の髪型なんて不要なので全員坊主になるんじゃないかな。そうするとかつらも進化していって、お風呂やプールでも使用できたりするようになると思います。

このような無駄が解決するのはいつになるかわかりませんが、多くの人が無駄だと感じるようになれば解決する技術や人が現れてくると思います。そして日常生活の当たり前を疑って無駄を無駄と認識することができれば、ビジネスにもいかせるかもしれません。