バイト師匠の日記

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佐渡島さん、箕輪さんの「編集力」はビジネススキルのブルーオーシャン

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今注目している人で、コルク代表の佐渡島庸平さんと幻冬社の箕輪厚介さんがいる。この二人に共通しているのは「編集者」であるということ。

今までは編集者は作家さんの裏方の様なイメージがありましたが、この二人のおかげで「編集者」の価値があがりました。

二人の活動や書籍、発言などを見ていて「これから編集力は超重要なスキルになる」 と確信しました。編集は本だけじゃなくて、ビジネスはもちろんブログやSNSなど人に何かを伝えたい時に編集力が必ず必要になります。

 

佐渡島さんは本の中で編集の仕事は「集めて・削って・並べ替えて・補足する」、この4つの作業を繰り返しているとおっしゃっています。ほぼ同じ意味ですが、私は「集める・削る・並べ替える・工夫する」がしっくりくるのでこちらで説明していきます。 

集める

伝えたい事に関する情報を集めます。ここで重要なのは制限を設けずに全ての情報を集めます。例えば、玉ねぎとジャガイモしか食材がないと料理のレパートリーが限られます。情報も同じで多い方が選択肢が広がります。ここでしっかり情報を集めないと次のステップに移れません。

削る

次に、伝えたい目的に合わないもの、優先順位が低いものを捨てていきます。情報の断捨離ですね。でも、始めはこの削る作業が難しいかもしれません。ビジネスの中でもこの「削る」作業が苦手な人が多くいます。

クライアントの提案資料は何十ページありますか?

パワポ1枚のシートに伝えたいメッセージを2つ以上いれていないですか?

商品のメリットを5個以上伝えていませんか?

慣れるまでは大変ですが、相手の立場になって何が必要かを先回りして考えて情報を取捨選択していきます。

並べ替える

ここからは編集の腕の見せ所です。選ばれた情報を適した順番に並べ替えます。同じ材料でも順番が変わるだけで全く別のものになります。それくらい重要なパートです。どんなに美味しい料理でもメインディッシュの前にデザートが来たら台無しになります。また、犯人を先に言ってしますミステリーはつまらないし、オチを先に言っちゃう話は面白くありません。ここでも相手の立場になって考えられるかだと思います。

工夫する

並べ替えまで出来たら完成度は80%です。これでも十分ですが、最後の工夫する作業ができればあなたのオリジナリティが作品に込められていきます。ここで大きく差が出てきます。一流の料理人と二流の料理人の違いは味ではありません。同じ食材で、同じ調理法であれは味の差は大きくありません。違いはオリジナリティです。この料理人ならコレというブランディングが出来ています。是非最後の工夫する作業を怠らずに、頑張ってください。

 

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編集力はブルーオーシャン

この編集力は、周りを見渡しても出来ている人はあまりいません。そうブルーオーシャンなんです。これからビジネスマン必須の能力になるので今から意識していきましょう!

因みに、お二人の影響で先月から肩書きを「求人編集者」にしました。